Camino de Santiago

Sep.-Nov.2017: El Caminoの日々報告

camino 35: San Martiño de ozon → Lires

09:00 アルベルゲMonasterio XII, Horreo XVI 出

16:37 アルベルゲAs Eiras 着
36971歩(total 1224346歩)

 

本日の道程は、San Martiño de ozonからLiresまで25kmくらい。

 

朝飯は8時からと聞いていたが、実際は9時だったらしく、準備もできたので朝飯を食わずに出発。

 

海が見えてきたよ。
Merexoってところだったかな、海が見えるよ。

 

Muxiaに着いたのは11時頃。
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観光案内所は15時まで開かない。
Muxiaまで巡礼してきた証明書を発行する場所を聞きたいが、待ってられない。
相方と一悶着ありながら、Liresに向かうことに。


Muxiaの町を過ぎて、岬方面に行くと、花崗岩の岩場があり、その上からの眺めが良い。
函館的なクビレと大西洋に突き出た岬。
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夜に登ると町がきれいに見えるだろうな。
ちなみにここに登ったのは私だけ。
もう一度言うと、一悶着あってLiresに向かうことに。

 

MuxiaからFisterraの道は、岬を回って半島の西側を通って南へ向かう。
ここも町中の道を通って西側へ横断。
別に気にしていないが、一悶着あってLiresに向かうことに。

 

最初は車道の路側帯を通り、途中から森の中を進む。
矢印はFisterra方向やMuxia方向に向いているものが要所要所にあるので、迷う場所はそんなに無い。

 

Liresに向かう途中、FisterraからMuxiaに向かう10人くらいとすれ違った。
その中にFromistaで出会った韓国の尹さんも。
記念写真を撮って握手してお別れ。

 

本日の泊まり場は、LiresにあるアルベルゲAs Eiras。
12ユーロ/人。
1Fに4人部屋、2Fに8人部屋ともう1部屋、3Fもある。
2Fに男女別のトイレ1、シャワー1。

1Fはトイレ・シャワー室が1つ。
レンジ、冷蔵庫、水場有り。
手洗い場、干場は建物の裏手。
バル、レストラン併設。
レストランは19時半から。
本日のメニューが12ユーロで、まあまあ塩辛い。

昨日、一昨日と宿が一緒のオーストラリア夫婦がまた一緒。

camino 34: Olveiroa → San Martiño de ozon

07:10 公営アルベルゲ 出
14:00 アルベルゲMonasterio XII, Horreo XVI 着
32444歩(total 1187375歩)

 

本日の道程は、OlveiroaからSan Martiño de ozonまで22kmくらいかな。

 

歩き始めて1時間半で、FisterraとMuxiaへの分かれ道。
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後ろにいたカップルはFisterraへと向かった。

 

そこからMuxia側へ1時間歩くとDumbriaの町。
町の入口に立派な公営アルベルゲがあり、少し行くとバルがあったのでそこで休憩。
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トルティーヤは無かったが、1ユーロでカフェコンレチェに小さなドーナツが付いてきた。
このバル、何となく居心地が良く、近所のお客さんでいっぱい。
店先にはスーパーとも書いているが、バルの奥にあるのかな?
トイレは外で、スペインでは初めて見る和式に近いしゃがむタイプ。
バチカンで同じようなのを見たことがある。

 

路傍の石垣に鉄電気石入りのペグマタイトがけっこうある。
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たいてい砕けてるけど。

 

12時前にSenandeを通り、XACOBEOでもらった資料にはバルとは書いていないが、バルが向かい合って2軒あり、1軒は休みだった。
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開いている方に入ってトルティーヤがあるか聞いてみると、今から作ってくれるというので注文。
ビールを飲みたいが今日は休肝日なので、カフェコンレチェを飲んで待つ。
ここもマフィンが付いてきた。
感じの良い老夫婦がやっている。

 

その後通ったQuintansにもバルがあったが、資料には書いていない。

 

本日の泊まり場は、Muxiaから9km手前のSan Martiño de ozonにある寄付制アルベルゲ(看板にはMonasterio XII、Horreo XVIと書いてた)。
特にAlbergueとは表示していない。
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XACOBEOで紹介されていなければたぶん素通りしたし、実際も入るのをためらった。
2人用個室が4つはあり、他にも大部屋があるみたいなことを言ってた。
男女共同のトイレ3、シャワー2。
屋内に手洗い場があり、屋外東側と西側に干場がある。
近くにバルがあるっぽい看板が道にあった。
着いた時がちょうど昼飯時で、皆で歌を歌っていただきますをしてた。
「Comidas!Comidas!」的な歌。
晩飯は21時からで、朝飯は8~10時(Muxiaが近いから早く出る必要がないため遅め、と言ってた)。
枕の1つにカビが生えてた。

Wi-Fiがちゃんとある。

 

この旅ではき始めたasicsの靴下(pro pad)に穴が空いた。
これまで通り、薬指の付け根から3cmくらいの所。
ここまで880kmくらいを2足で回しているので、400kmちょっと&16回の手洗い・手絞りには耐えたことになる。
前回は東京-稚内間の1/2を耐えたので、今回はずいぶん寿命が短いな。
ま、個体差はあるか。
靴が替わって中敷きも異なるし。
CW-Xの靴下はまだ穴が開いていないので、意外と耐久性が高いな。

 

晩飯はベジタリアンメニュー。

食事の前に皆で手をつないでやっぱり歌を歌う。

けっこう好きなメロディー。
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ご飯をありがとう的な歌。

camino 33: A Pena → Olveiroa

07:35 アルベルゲAlto da Pena 出
15:10 公営アルベルゲ 着
35800歩(total 1154931歩)

 

本日の道程は、A PenaからOlveiroaまで25kmくらいかな。

 

アルベルゲ併設のバルは、朝飯も食えるように早くから開いていた。

今日は久々に星の巡礼


天の川も少し見えたし、流れ星も2つ見えた。

 

1時間くらいのところにカフェっぽいものがあったが、その後2時間くらいは何も無かった。
Santiagoを過ぎてからバル等が少ない。
Camino Francesでは、集落ごとくらいにバルかカフェがあったのでほとんど困ることはなかったが、Camino Fisterraは巡礼者が少ないせいか、それらが格段に少ない。
なので、Take it if you see it お店の看板を見たらそれが休み時。

 

Maroñasに着いたのが11時頃で、Casa Vitorianoで休憩。
カフェコンレチェに小さなチョコが付いて1ユーロ。
隣にPanaderiaがあるので、そこのバゲットを0.9ユーロで買ってもぐもぐしながら出発。
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Ponteolveiraの入口に着いたのが13時半過ぎで、そこにあるアルベルゲ兼バル・レストランで昼飯。
スパゲッティーボロネーゼとソーセージ盛り合わせをビールで。
こういう所ですぐに出てくるスパゲッティーは、日本のスーパーにあるゆでうどん的な柔らかさの麺。
フォークで巻き取ろうと回転させると、麺がプツプツ切れて回収できない。
うまいわけではないが、量だけは多いのでエネルギー源と思って食う。

 

Olveiroaは大きい集落で、入口にアルベルゲ1軒、中心らへんに1軒(ペンション、レストラン併設)、終わりの方に公営アルベルゲ1軒。
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本日の泊まり場は、Olveiroaの公営アルベルゲ。
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6ユーロ/人。
メインの建屋は2部屋あって、部屋の広さは同じくらいで1Fは9人収容、2Fは16人くらい収容かな?
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男女別のトイレ1、シャワー1。
シャワーカーテン内に電気は無く、開放式の窓から光とハエを取り込んでいる。
夜間は洗面所の灯りをカーテン越しに感じるしかない。
他にもドミトリーらしき建屋が2棟ある。
受付は別建屋で、「19時頃来るから好きなベッド選んどいて」みたいなメモが残されていた。
その外に洗濯物の手洗い場と干場がある。
そのまた別建屋にキッチンがあり、食器類・鍋類もあるので十分料理できる。
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ただ、スーパーは無く、隣のバルに小さな小さなTiendaがあるだけなので、ちゃんと料理をしたい場合は買っておくしかない。
その売店的な所には、スパゲッティーと豆の水煮の瓶詰め、フルーツ少々、ジュース類、トマトソース(あったような)くらいは手に入る。
隣がバル・レストラン・売店で、本日のメニュー的なものが9ユーロ。
生ビールは1.6ユーロ。
スペインの電話番号を持つSIMカードを持っていない場合は、バルでWi-Fiにつなぐしかない、たぶん。

camino 32: Santiago de Compostela → A Pena

07:30 アルベルゲE・S(Estrella de Santiago) 出

17:25 アルベルゲAlto da Pena 着
37112歩(total 1119131歩)

 

本日の道程は、Santiago de CompostelaからA Penaまで26kmくらいかな。

 

朝焼けのSantiago。
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Santiagoから出る途中に、FisterraとMuxiaへの距離が書いてた。
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この距離板は、盗人によって持ち去られていることが多い。

 

今日も牛歩作戦かと思いきや、マジで足痛らしい。
時間がかかるかかる。
ほぼ常に後ろの方でトボトボ、トボトボ。

 

どこかの町のバルでトルティーヤ休憩。
町名は覚えていないが、店の名前はParrillacla O Cruceiro。
トルティーヤを頼むとパスタサラダもついてきた。
ちょっと高めだったけどね。
相方は痛みのせいかトルティーヤを食べない。

 

Pontemaceiraかな?
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今日は町の名前をあまり把握できていない。

 

Negreiraに着いたのが13時半頃かな。
スーパーで明日の朝飯用にバナナ、マドレーヌ、ヨーグルト、干しプルーンを購入。

 

すぐそこにレストランがあったので、お腹減ってないのかと相方に尋ねると、もう14時かとようやく気付いたようで、ほんとお疲れちゃんだね。

 

少し歩いて森に入る手前で、家の表に出ていたオバチャンに呼び止められ、
「A Penaまで6kmよ。あそこのalbergueに行くなら電話した方が良いわよ。」
的なことを言われた。
こちらでSIMカードを買ってないから、電話なんてできないんすけど...。
電話無い、電話無い、的なことを言っていたら、
「Momento!」
ちょっと待っていると、娘を連れてきてアルベルゲの電話番号を打ち込ませ、電話は自分でし始めた。
「japonese」、「dos」だけが聞き取れたが、2人分の予約をしてくれたようだ。
正確には、夕食を食べる可能性があるから、2人の日本人が行くからねと先に言っておいてくれたのだろう、たぶん。
夕食は頼まなかったが。
ありがとうオバチャン、と娘さん。

 

本日の泊まり場は、A PenaにあるアルベルゲAlto da Pena。
受付で電話の日本人2人だと言うと、オバチャンが笑って歓迎してくれた。
少人数の部屋が7つくらいある。
男女別のトイレ・シャワー部屋が1つずつ。
洗濯機、乾燥機があり、手洗い場と干場は庭に。
宿はバルも併設。
晩飯は9ユーロで頼めて、19時半から。
電子レンジはある。
ちなみに、巡礼路からは少し外れる。

camino 31: Santiago de Compostela(休息日)

本日はSantiagoで休息日。

 

とはいえ、やらねばならぬことが1つ。Fisterraまでの行き方を調べねば。

 

どこで情報が手に入れられるのかよくわからないので、とりあえず観光案内所へ。
大聖堂方面の繁華街にある。
荷物はアルベルゲで預かってもらえる。

 

オフィスに入って見回してみても資料がおいている気配はない。
係りのお兄ちゃんに聞いてみると、
「XACOBEOに行くと良いよ。」
と教えてくれたのでそこへ。
このXACOBEO、カミーノ事務所と同じ建屋内にあり、入口のお兄ちゃんに聞いてみると連れていってくれた。
建物に入って右がカミーノ事務所、左がXACOBEO。

 

Hola!と入るとオジサンが、
「ニホンジンデスカ?」
と聞いてきた。
ほんの少し日本語を覚えているらしい。
Fisterraまで行きたいと聞くと資料を持ってきてくれ、丁寧に説明してくれた。
「シチュモンハナイデスカ?」
とりあえず、本日の宿を確保しておきたいのでお勧めのアルベルゲを聞くと、大聖堂近くの宿を勧められた。
街中はアルベルゲも高いので、2人で1部屋なら+数ユーロで個室で朝食付きだから、ここの方が良いと。
「サヨナラ。」
ありがとう。

 

とりあえず宿に空きがあるか行ってみる。
が、今日はもういっぱいです、とさ。
目の前のペレグリーノが最後の部屋だったってことかい。

 

もう考えるのもめんどいので、昨日と一緒でいっか。
とりあえずアルベルゲに帰ってベッドを確保。

 

もうお昼時なので韓国兄ちゃんとケバブ屋に。
スペインの飯よりおいしいかも。
まぁまぁリーズナブルだし。

 

そこからは相方をほっといて、一人で街を散策。
相方も最初は、行く所についていくよと言っていたので、思っているより距離歩くよと言うと、帰りたいときに帰るよとついてきた。
相方がいると動き回れないのでアルベルゲからどんどん離れるように歩いたら、
「もう帰る。」
そこからは自由に旧市街周辺と旧市街の路地を縦横無尽に。
大聖堂から西に行ったところにある公園からパチリ。
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何時間かしてアルベルゲに帰ると、隣のベッドに15日くらい前に会った名古屋のカップルが来てた。
ほんとよく会う。
日中にも、カミーノで会ったブラジル兄ちゃんやアメリカおばちゃん達に会って少し話をした。

 

晩飯はまた韓国兄ちゃんと。
アルベルゲ近くにはあまりレストランがないので、旧市街の繁華街まで来てしまった。
多くの中から選ぶのがめんどいので、本日のメニュー的なものに。

 

サンジャンからサンティアゴまで800km歩いたが、靴はそんなにすり減っていない。
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camino 30: Labacolla → Santiago de Compostela

08:00 アルベルゲLabacolla 出

12:20 アルベルゲE・S(Estrella de Santiago) 着
9666歩(total 1082019歩)

 

本日の道程は、LabacollaからSantiago de Compostelaまでたぶん10kmくらい。

 

時間があるからなのか、足が痛いからなのか、歩き始めからずっと牛歩作戦。
寒いのにバカらしい。

 

San Marcosのカフェで休憩。
スタンプがあったのでペタン。

 

少し行くとMonte do Gozoの公園で、丘の上にモニュメントがあり、サンティアゴらしき街が見渡せた。
入口あたりに小さな教会があり、その前にスタンプがあったのでペタン。

 

公園のすぐ下がXunta de Galiciaのアルベルゲで、大きめの小屋が何十棟と並んでいて、もはや村。
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この時期この村に泊まる人いるのかね。
ほんとはこのGozoで泊まるつもりだったけど、昨日進みすぎてSantiagoがすぐそこなので、結局Santiagoまで行くことに。

 

相方はやっぱり足が痛いのか、まずアルベルゲを決めることに。
中心街のかなり手前にアルベルゲはいくつかあるが、日曜日なので閉まっている店が多く、飯が食えるかどうかがわからないので、中心街から離れるのはちょいとリスキー。
大聖堂まで1kmくらいのところにアルベルゲES(Estrella de Santiago)というのがあったので、それに。
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11ユーロ。
大部屋に2段ベッドが15~20くらいあって、2ベッドずつをカーテンで区切っている。
表に「シャワー7つ」みたいなことを書いていたが、まぁ物は言い様。
トイレ・シャワー部屋になっていて、完全に個室になるのは3つ。
あとは洗面台の横に、すりガラス程度に視認できる扉で区切られたシャワーなので、あまり実用的ではない。
しかも、シャワーのために鍵をかけるとトイレが利用できないというシステム。
洗濯機・乾燥機があり、手洗い場はトイレ・シャワー部屋の1つにあって、その部屋が使用中の場合、洗濯はできない。
電子レンジ、冷蔵庫、コーヒー自販機はある。
皿類もいくらかあるっぽい。

 

洗濯をしていると後ろから、
「Hola!」
何か聞いたことあるなと思って振り向くと、Leon2日前の夕方を最後に会わなくなったログロニアン。
もう会わないと思ってたけど、昨日このアルベルゲに泊まって、荷物を預けて観光していたらしい。
再会を祝ってハグし、記念撮影。
今日の夕方の電車でログローニョに帰るらしい。
せっかくなので近くのバルへ。
彼の出身のRiojaのtintoでサルー。
不思議なほどにほんとよく会う。
今日なんか特に、よく会えたなーって感じ。
お互いこの旅で覚えた日本語とスペイン語でお別れ。
サヨナラ!
アディオス!

 

そこからは大聖堂へ。
リュックを置いた状態で行くのは不本意だが、強がる相方にムチ打つのも気が引けるので行くことに。

 

広場前には多くの観光客とペレグリーノ。
日本人の団体客もチラホラ。
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ありがたいことに工事中。

こんなところまで来る団体がいるんだなぁ。

大聖堂の見学は無料。
ご神体の裏に回って触れることができるので行くと、ちょっとだけ列になってた。
もう宝石だらけ。

 

大聖堂にスタンプは無く、カミーノ事務所に行く必要がある。
大聖堂前広場から階段を下りて、右に100mくらい行くと事務所がある。
ここでは最後のスタンプと同時に、無料で巡礼証明書が発行してもらえる。

必要なのはクレデンシャルのみ。
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3ユーロ払えば歩行距離証明書も発行してもらえるので、記念に発行してもらった。
氏名、出発日、出発地、到着日、距離が係りの人によって記入され、サンジャンからなら799km。

 

ここまで108万歩。
比較的大股だったんだな。
ある程度意識して大股にしてはいたが。

 

街を歩いていると、横浜からの夫婦に会ったし、昨日夕方に抜いたドイツ姉ちゃん2人にも会った。
何回か会ったフランスのばあちゃんも遠くに見えた。
まぁ皆同じようなペースで歩いてんだから会うか。

camino 29: Melida → Labacolla

07:11 アルベルゲO Apalpador 出
19:10 アルベルゲLabacolla 着
61717歩(total 1072353歩)

 

2人だけの部屋で、耳栓無しで気持ち良く熟睡。

 

本日の道程は、MelideからLabacollaまでたぶん42kmくらい。
24kmくらいのSalcedaで泊まりゃあ良かったものを。

 

一瞬道に迷った。
いつも通り暗闇を進んでいたのだが、できるだけライトで照らさないようにして進んでいたら、右に行くべき所を左に行ってしまい、一瞬道を外れた。
モホンらしきものがあれば、そっちだろうと解釈して進んでいたら、モホンの位置とは関係なく、矢印は逆を示していた。
道自体も草が比較的多く生えており、すぐに違うなと感じた。
間違えるのもまた楽し。

 

Arzuaの入口あたりのバルでトイレ休憩。
カフェコンレチェが1.2ユーロ。
スタンプも押せる。
Arzuaの町は大きいが、特に用も無いのでスルー。

 

こちらのブドウで作ったであろう干しブドウ。
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どこかの畑に生えてたやつと同じ感じで、種がでかくかなり甘い。

 

13時半頃にSalcedaあたりを通りかかり、巡礼路から300m外れるとレストランがあると看板に書いていたので、お昼を食べに寄った。
アルベルゲに併設だからこの時間でもやってるだろうと思って。
行ってみるとやっぱりやってて、2組が食べている。
入口横のカップルが「これうまいぞ!」的なことを言っていたのが、骨付きの牛のリブを目の前で焼くようなやつ。
確かにうまそうだが、結局メヌペレグリーノを頼んでしまった。
12ユーロ。
今までで一番レストランらしい雰囲気の料理だったが、それほどおいしかったわけではない。

 

お腹一杯で動くのもめんどくさいんだから、このSalcedaで泊まりゃあ良かったんだよ。
何かと難癖をつける相方が、ここでも実力を発揮。
くだらない理由で先に進むことに。


巡礼路に復帰したのが14時44分。
ここから4時間半歩くことになる。

サンジャンの事務所でもらった資料には、次のSanta Ireneにはアルベルゲが3軒あると書いてある。
余裕だなと思いながら行ってみると、1軒は本日休み、1軒は巡礼路から700m外れるのでやめ、残り1軒はXunta de Galiciaなのでスルー。

ま、次の町まで行くか。
O Pedruzoまで3.5kmくらい。

 

牛達が歩いてくることも。
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途中、何とかって町の手前で看板が出てて、巡礼路ではなく道路沿いに行けばそこに行けるっぽいことが書いてた、のだと思う。
まぁその町には用がないから、矢印通り進むことに。
ここが間違いポイント。
実際には、その町の先の道路沿いに、行こうと思ってたO Pedruzoがあったらしい。

 

そんなこととは知らずに、森の中を進む。
1時間経っても町に出ない。
さすがにおかしいと思ったが、戻るのもアホらしいので前進あるのみ。

 

もらった資料ではこの先のアルベルゲ情報が、Pedruzoの16km先のMonte do Gozoまで無い。
この先どこで泊まれる場所が出てくるかわからないまま歩き続けた。

 

17時半頃、集落に出たので、そこを歩くおばちゃんにここがどこか聞いてみて、宿はあるか尋ねてみると、ここはAmenalで、すぐそこにホテルがあるという。
ここまで来てホテルかと思いつつ、これ以上の距離を歩けるかわからない相方に判断を委ねたら、
「アルベルゲがあるまで歩こう!」
だそうです。


ここまで34、35kmくらい。
ホテル前のバルで休んでいるお姉さんによると、次の町は7km先のLabacolla。
アルベルゲがあるかは知らないらしい。

とりあえず進み始める。

 

沈黙。

 

沈黙。

 

こちとら余裕だが、相方はそうではないらしい。
意地なのか、やけっぱちなのか。

 

途中、ドイツ人の女の子2人が、誰もいないと思って大声で歌っていたが、すみません、私が聞いていました。
少ししてから気付いて、
「ちょっと大きすぎたわね。」
と照れてた。
彼女らは25kmくらい歩いていて、こちら同様、アルベルゲの情報も無く歩いているらしい。

 

ついにSantiagoの市境?を越えた。
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空港っぽい土地の近くだったような。

 

19時頃Labacollaの町に入った。
目立つところにCasaはあるが、アルベルゲではない。
おばちゃんに聞いても、カーサカーサとしか言わない。


よくわからないまま貝殻を追う。
「PR」と書いているからrefugeかもなと思って、
「PRはアルベルゲかな?」
と相方に聞くと、
「知りたいんだったら聞けば?」
との回答。

いや、私的にはまだ20kmでも歩けるんだけども、聞かなくて良いなら聞かないぜ。

 

今すぐにでも歩くのをやめたいのは誰なんだ?

 

すると町の外れにようやく現れた。
Albergue Labacollaが本日の泊まり場。
2段ベッドが20ベッドくらいの大部屋と3人の個室はあった。
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男女別でトイレ2、シャワー1。
個室には別にトイレ・シャワーがあった。
コーヒー自販機、食べ物自販機があった。
別建屋にキッチン有り。
洗濯機、乾燥機有り。
手洗い場、干場は屋外。
道を挟んで向かいにはスーパー。

 

朝飯買いに行くかと尋ねると、

「行く気力が無い。」
とさ。


何か息巻いてたのは誰さ。