Camino de Santiago

Sep.-Nov.2017: El Caminoの日々報告

camino 25: Las Herrerias → Triacastela

07:15 アルベルゲLas Herrerias 出

14:58 アルベルゲRefugio del oribio 着
41803歩(total 900881歩)

 

最近、寝るのが早すぎて、深夜に目が覚めるので、何時間もベッドの上で考え事をしている。
昨日は19時頃に寝始め、23時頃に目が覚めて、そのまま4時頃まで眠れなかった。
たぶん、体力も付き、体も慣れてしまってるし、7~8時間程度しか行動していないので全然寝る必要が無いのだろう。

 

昨日考えていたのは、日本にもアルベルゲみたいなものがあれば良いのにと。
せめて四国お遍路の途上くらいにはあって欲しい。
そうすればもう少し歩き遍路も増えるんじゃないかな。
カミーノみたいにクレデンシャルみたいのがあって、それを持つ人しか泊まれず、歩きの人が最優先で、自転車の人も泊まれる。
料金は1000~2000円くらいで、キッチンがあってレンジ、炊飯器くらいは置いているとありがたい。
畳で雑魚寝、よりはベッドというマイスペースがあった方が良いかな。

 

御朱印帳は300円/寺で高いので、カミーノのように宿泊所、居酒屋、観光案内所、自治体などが自由にスタンプを作って、それをクレデンシャルに集める。
お遍路と同じ道を歩むが、御朱印帳にこだわらず歩き旅のテーマパーク的な感じ。
御朱印帳でお金を集めるお寺やホテル・旅館には嫌われそうだな。

 

「PROJECT Albergue」、いつかやりたいな。
個人じゃ到底無理だが、どんな団体・企業が賛同してくれるのかしら。
空き家の再利用としてもリフォームにもお金がかかるし、1400kmの行程の中に50~100軒くらいは欲しい。

 

管理は誰がするのか。
集落にボランティアを頼められれば良いが、外国人相手でも臆せずやってもらわなくちゃだし、人を雇ってたら低宿泊費にできなさそうだし。

 

あるいは、会社かNPOとしてどうにかやっていけるのであれば、全国的に旅人宿的なものが広がるかも。
そうなれば日本が旅人天国みたいになって楽しいのにな。
そうすればもうちょっと自由に生きる日本人も増えるんじゃないかな。

 

ちなみに韓国の大学は、兵役を含めて6年間の休学ができるらしく、多くの人が28歳で就職をするらしい。
確かに、休学してカミーノに来ているという学生さんによく会う。
日本の若者も旅をする環境があれば、旅をするのかな。
そんなこと考えもしない人ばっかりなのかな。

 

全然ビジョンは浮かばないけど、こういうことは理想を描いているときが一番楽しんだよね。

 

本日の道程は、Las HerreriasからTriacastelaまで29kmくらい。

 

雨。
まとまった雨は初めてかな。

 

Las Herreriasから、とりあえずは登山。
闇とカッパで視界が狭く、ずっと続く上り坂に辟易する。
途中、1270mの看板があったような。

 

たことの無いトカゲ(両生類系?)が道の真ん中でイチャコラしちゃってて、ライトを当てても逃げもしない。
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次の町に着くまでに5匹も見た。

 

最後の州、ガリシアに入った。
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ここからガリシア

 

Hospitalのバルで休憩。
トマトで味付けしたツナが入ったパイみたいなのとカフェコンレチェ。
パイみたいなのは3~4ユーロくらいで、けっこう高い。

 

昨日辺りからワンちゃんをよく見る。
どっかのバルの前に60kgくらいありそうなワンちゃんがウロウロしているが、ペレグリーノにはほとんど興味を示さない。
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この周辺だけで4匹いた。

 

今日の道は牛糞がすごい。
踏まずにはいられない、と言うと踏みたいみたいだが、踏まずには歩けない。
牛舎の近くに行くと、それの臭いだけじゃなく、お香を焚いたような臭いがした。
気のせいかなと思ったけど、何ヵ所でも匂ったし、なんだったら甘い臭いにも感じた。

 

Fonfriaを越えた辺りから雲がなくなってきて、山の西側は晴れて見晴らしも良かった。

 

Galiciaに入ってから、モホンがたくさん設置されている。
しかも残りの距離をm単位で表示している。
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ほんの少し動かせば一番下の桁まで表示する必要ないだろに。
ってか、ずいぶん精度良く表示してんな。
ほんまかいな。

 

Triacastelaにはアルベルゲがたくさんあり、決めかねたのでバルから出てきた地元のオッチャンに聞いてみた。
一番近いやつを言っただけなのか、おすすめを教えてくれたのかはわからないが、本日の泊まり場は、Refugio del oribio。
車の道路沿いで、巡礼路からはわかりにくいかも。
9ユーロ/人。
広めの部屋に7ベッド14人収容。
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男女共同でトイレ1、シャワー2。
廊下にもう1つトイレはある。
洗濯機、乾燥機があり、それぞれ4ユーロ、3ユーロ。
手洗い場は室内にあり、道路沿いに干す。
キッチンがあり、飲み物・スナックの自販機とコーヒー自販機がある。
100mくらいのところにスーパーがあり、夕方は16時からやっていた。
けっこういろんな物が置いてあるスーパーだった。
その向かいに薬局。

 

スーパーからメインの道側に入るとレストランがある。
ここのToday's daily menuは10ユーロで美味しいし、かなり量もあったので満足。
1皿目にパエリア、2皿目に牛タンシチュー、デザートにMacedonia(フルーツサラダ)を選択。
パエリアはオジヤっぽいが、いろんな具材が入っていておいしかった。
今日までにビーフシチューを2回食べたが、ここの牛タンシチューが今のところベスト。