Camino de Santiago

Sep.-Nov.2017: El Caminoの日々報告

camino 29: Melida → Labacolla

07:11 アルベルゲO Apalpador 出
19:10 アルベルゲLabacolla 着
61717歩(total 1072353歩)

 

2人だけの部屋で、耳栓無しで気持ち良く熟睡。

 

本日の道程は、MelideからLabacollaまでたぶん42kmくらい。
24kmくらいのSalcedaで泊まりゃあ良かったものを。

 

一瞬道に迷った。
いつも通り暗闇を進んでいたのだが、できるだけライトで照らさないようにして進んでいたら、右に行くべき所を左に行ってしまい、一瞬道を外れた。
モホンらしきものがあれば、そっちだろうと解釈して進んでいたら、モホンの位置とは関係なく、矢印は逆を示していた。
道自体も草が比較的多く生えており、すぐに違うなと感じた。
間違えるのもまた楽し。

 

Arzuaの入口あたりのバルでトイレ休憩。
カフェコンレチェが1.2ユーロ。
スタンプも押せる。
Arzuaの町は大きいが、特に用も無いのでスルー。

 

こちらのブドウで作ったであろう干しブドウ。
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どこかの畑に生えてたやつと同じ感じで、種がでかくかなり甘い。

 

13時半頃にSalcedaあたりを通りかかり、巡礼路から300m外れるとレストランがあると看板に書いていたので、お昼を食べに寄った。
アルベルゲに併設だからこの時間でもやってるだろうと思って。
行ってみるとやっぱりやってて、2組が食べている。
入口横のカップルが「これうまいぞ!」的なことを言っていたのが、骨付きの牛のリブを目の前で焼くようなやつ。
確かにうまそうだが、結局メヌペレグリーノを頼んでしまった。
12ユーロ。
今までで一番レストランらしい雰囲気の料理だったが、それほどおいしかったわけではない。

 

お腹一杯で動くのもめんどくさいんだから、このSalcedaで泊まりゃあ良かったんだよ。
何かと難癖をつける相方が、ここでも実力を発揮。
くだらない理由で先に進むことに。


巡礼路に復帰したのが14時44分。
ここから4時間半歩くことになる。

サンジャンの事務所でもらった資料には、次のSanta Ireneにはアルベルゲが3軒あると書いてある。
余裕だなと思いながら行ってみると、1軒は本日休み、1軒は巡礼路から700m外れるのでやめ、残り1軒はXunta de Galiciaなのでスルー。

ま、次の町まで行くか。
O Pedruzoまで3.5kmくらい。

 

牛達が歩いてくることも。
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途中、何とかって町の手前で看板が出てて、巡礼路ではなく道路沿いに行けばそこに行けるっぽいことが書いてた、のだと思う。
まぁその町には用がないから、矢印通り進むことに。
ここが間違いポイント。
実際には、その町の先の道路沿いに、行こうと思ってたO Pedruzoがあったらしい。

 

そんなこととは知らずに、森の中を進む。
1時間経っても町に出ない。
さすがにおかしいと思ったが、戻るのもアホらしいので前進あるのみ。

 

もらった資料ではこの先のアルベルゲ情報が、Pedruzoの16km先のMonte do Gozoまで無い。
この先どこで泊まれる場所が出てくるかわからないまま歩き続けた。

 

17時半頃、集落に出たので、そこを歩くおばちゃんにここがどこか聞いてみて、宿はあるか尋ねてみると、ここはAmenalで、すぐそこにホテルがあるという。
ここまで来てホテルかと思いつつ、これ以上の距離を歩けるかわからない相方に判断を委ねたら、
「アルベルゲがあるまで歩こう!」
だそうです。


ここまで34、35kmくらい。
ホテル前のバルで休んでいるお姉さんによると、次の町は7km先のLabacolla。
アルベルゲがあるかは知らないらしい。

とりあえず進み始める。

 

沈黙。

 

沈黙。

 

こちとら余裕だが、相方はそうではないらしい。
意地なのか、やけっぱちなのか。

 

途中、ドイツ人の女の子2人が、誰もいないと思って大声で歌っていたが、すみません、私が聞いていました。
少ししてから気付いて、
「ちょっと大きすぎたわね。」
と照れてた。
彼女らは25kmくらい歩いていて、こちら同様、アルベルゲの情報も無く歩いているらしい。

 

ついにSantiagoの市境?を越えた。
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空港っぽい土地の近くだったような。

 

19時頃Labacollaの町に入った。
目立つところにCasaはあるが、アルベルゲではない。
おばちゃんに聞いても、カーサカーサとしか言わない。


よくわからないまま貝殻を追う。
「PR」と書いているからrefugeかもなと思って、
「PRはアルベルゲかな?」
と相方に聞くと、
「知りたいんだったら聞けば?」
との回答。

いや、私的にはまだ20kmでも歩けるんだけども、聞かなくて良いなら聞かないぜ。

 

今すぐにでも歩くのをやめたいのは誰なんだ?

 

すると町の外れにようやく現れた。
Albergue Labacollaが本日の泊まり場。
2段ベッドが20ベッドくらいの大部屋と3人の個室はあった。
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男女別でトイレ2、シャワー1。
個室には別にトイレ・シャワーがあった。
コーヒー自販機、食べ物自販機があった。
別建屋にキッチン有り。
洗濯機、乾燥機有り。
手洗い場、干場は屋外。
道を挟んで向かいにはスーパー。

 

朝飯買いに行くかと尋ねると、

「行く気力が無い。」
とさ。


何か息巻いてたのは誰さ。